死亡率全国一位は青森、死亡率最低は5回連続で長野県に。その差は実に1.4倍
5年に一度、厚生労働省により調査される「人口10万人当たりの年齢調整死亡率」ですが、2010年度版の調査結果が先日発表されました。この「年齢調整死亡率」と言うのは、各都道府県の年齢構成の違いによる影響を取り除いて算出した死亡率で、これにより各都道府県における健康水準の差異を分析するための指標となっています。
気になる調査結果はコチラ↓
人口10万人当たりの年齢調整死亡率(2010年)は、男女ともに青森(男性662.4人、女性304.3人)が最も高く、長野(男性477.3人、女性248.8人)が最も低かったことが1日、厚生労働省のまとめで分かった。青森の男性の死亡率は長野の1.4倍に達した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000143-jij-soci
1.4倍もの健康格差が生じている理由
同じ日本国内にもかかわらず、死亡率に1.4倍もの差があったのは驚きですね。ちなみに今回死亡率最低の栄誉を獲得した長野県は、5回連続して死亡率最低を獲得しているのだとか。この調査は5年ごとに行われる調査なので、実に25年間もの間、死亡率最低をキープしてるってことになりますね。素晴らしい!
この長野県の死亡率が最も低い理由としては、名物のそばを含む穀物食が長寿に繋がってるのではないかとの見方が強いそうですが、それ以外にも長野県は野菜の摂取量が全国一なんだそうで、それも大きな原因の一つになってるように思われます。
これに対して、青森県の死亡率が最も高かった一番の理由は、塩分摂取量が高いことが挙げられています。青森県は2008年の家計調査で食塩消費量が年間4,571gで全国一位だったりと、他の都道府県に比べて塩分の消費量が格段に多いそうな。その上、青森県は男性の喫煙率も全国一位、飲酒率も全国一位なんだそうで、それらが複合的に作用してるんじゃないでしょうか。
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