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ビタミンEを摂りすぎると骨粗しょう症の危険!

ビタミンEは老化防止に有効とされる強力な抗酸化作用があるため、現在では最も人気のあるサプリメントの一つだと言われています。その効果も多彩で活性酸素の除去、動脈硬化の予防にはじまり、老化防止効果、肌荒れやしみ・しわの予防、貧血の予防・改善、更年期障害による諸症状の緩和などなど、特に女性に喜ばれる栄養素として有名ですね。

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ビタミンEが骨を壊す細胞を活発にする?

今回そんな女性の強い味方であるビタミンEに関して、注目すべき実験結果が確認されたようです。その注目すべき実験結果と言うのは、慶応大学などの研究グループによるもので、動物実験によってビタミンEに骨を壊す細胞の働きを活発にする性質があることが確認できたんだとか。

そもそも人の骨は、日々造っては壊し、造っては壊し・・・と言う作業が繰り返されており、その中では骨を作る細胞と壊す細胞がバランス良く働くことにより、初めて健康な骨が保たれているわけです。この時、ビタミンは骨の強度に関わると考えられており、特にビタミンDは骨の形成には必須の成分で、実際に骨粗しょう症の治療にも活用されていますが、その一方でビタミンEの働きは謎でした。

チームがビタミンEを取り込めないマウスを作って調べたところ、破骨細胞の働きが弱く全身の骨量が多いことに気づいた。そこで、破骨細胞を培養し、ビタミンEを加えると、破骨細胞が巨大化することを発見。詳細に解析すると、ビタミンEが破骨細胞の巨大化に必要なたんぱく質の合成を促していることを突き止めた。

さらに、正常なラットに毎日10ミリグラムのビタミンEを含んだ餌を8週間与えると、骨を壊す細胞の活動が高まり、骨粗しょう症になった。

http://mainichi.jp/select/science/news/20120305k0000m040120000c.html

このラットに与えられ続けた「10ミリグラム」と言う量は、ヒトの摂取量に換算すると1日1000ミリグラムに相当する量なんだそうで、これはアメリカの摂取基準の上限なんだとか。ちなみに、日本で定められている摂取上限は、30歳~49歳の男性で900ミリグラムとアメリカの基準よりも少し少ないとは言え、実際ほとんど変わりません。

サプリメントでビタミンEを摂取している人は摂取量のチェックを!

とは言え、これだけの量を食物からのみ摂取することは難しいので、通常の食生活のみでビタミンEを摂取されている方であれば、今回の件は何ら問題はありません。気をつけるべき人は、サプリメントなどを利用して、毎日規定量のほぼ上限を摂取しているような方ですね。少なくとも厚生労働省からの正式な対応がなされるまでは、摂取量を少し減らすなどの対応をとるべきだと言えましょう。

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タグ : ビタミンE 過剰摂取 骨粗しょう症 サプリメント アメリカの摂取基準 厚生労働省
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okin-02

始めまして
我がブログに訪問 nice!有難う御座います。
是からも・お暇な時はお立ち寄りの程、宜しくお願いします。
by okin-02 (2012-03-05 19:57) 

ソノ日暮

> okin-02 さん

コメントの承認が遅くなってしまい申しわけありませんでした。
こちらこそいつもご訪問&niceありがとうございます^^
今後ともどうぞよろしくお願い致します!
by ソノ日暮 (2012-04-13 02:23) 

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