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月経前の憂うつやイライラのメカニズムが判明!

人によって程度の差こそあれ、月経前の女性には憂うつやイライラなどの特有の不快症状があります。それは月経前に増える”あるホルモン”の働きによって、嫌悪感や恐怖感を感じる対象に敏感になるためであることが、今回ある面白い実証実験を通して初めて判明したんだそうです。

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月経前のイライラをヘビの写真で実証

女性の月経前の憂うつやイライラのメカニズムを、一体どんな実験で証明したんでしょう?凡人には想像も及ばない話なわけですが、京都大霊長類研究所の正高信男教授は、次のような面白い実験で実証したんだそうです。

29~30歳の健康な独身女性60人を対象に、それぞれ月経前後にヘビの白黒写真1枚と花の白黒写真8枚の計9枚をタッチパネル式画面に並べて見せ、ヘビの写真を見つけて画面に触れるまでの時間を計測した。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120308/trd12030823070030-n1.htm

その結果、月経後よりも月経前の方が、ヘビを見つける時間が平均で約0.2秒速かったんだそうです。0.2秒と言えば、だいたいボタンを2度押しする程度の反応速度なんで、たった0.2秒?って気もしますが、平均値で0.2秒の差が出たと言うのは意外に大きいのかもしれません。

月経前のイライラは嫌いなものに対する激しい拒否反応

正高教授によれば、この0.2秒の差は、排卵によって増える黄体ホルモンが、脳の中の不安や怒りと言った感情に関わる部位を活性化させるために、ヘビなどの嫌悪を感じる対象への反応が敏感になったためだと考えられるんだそうです。つまり、月経後よりも月経前の方が嫌なもの=自分にとって有害だと思われるものに対して激しい拒否反応を示し、排除することによって自分の身を守ろうとする、一種の防衛本能というわけですね。

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共通テーマ : 健康  | カテゴリ : 月経前症候群
タグ : 月経前 イライラ 憂うつ メカニズム 京都大霊長類研究所 黄体ホルモン
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