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自分のカルテを自分で管理する安心!「命のミックカード」8月にも発売へ

以前にこのブログで、自分の持病や服用している薬、アレルギーの有無などの情報を、スマートフォンに登録しておくことができるアプリが開発されたというトピックスをご紹介したことがあります。これらの情報を常に持ち歩くことは、主に救命救急医療の局面で、まさかの時の命綱になるんじゃないか?って話でした。

今回、それとは少々趣旨は異なるようですが、さらに一歩進んだ医療情報を、病院の電子カルテなどから直接取り込むことができる「命のミックカード」なる携帯カードが発売されることになったのをご存じすか?

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「命のミックカード」ってなぁに?

命のミックカード1
命のミックカード2
命のミックカード3
命のミックカード4

命のミックカード」とは、病院のパソコンにUSB接続することによって、電子カルテなどから直接、自分の医療情報を取り込むことができる携帯カードで、医療情報サービスのミックインターナショナルより、この8月からの発売が予定されています。

右の写真を見ていただくと分かりやすいと思うのですが、カードの赤い部分がUSBメモリーになっていて、この部分をクルンと外側へひっくり返すことによって、直接パソコンのUSB端子へ接続することができます。

この「命のミックカード」に入るデータは、医療機関の電子カルテやレセプト情報、つまり、このカードを所持している患者さんが、いつ、どの病院で、どういう検査を受けて、どんな結果が出て、それに対してどのような治療が行われ、何という薬が処方されたのかなどなど・・・あらゆる医療情報です。

この携帯カード「命のミックカード」は、基本的に患者さん自身が管理するわけですが、医師がこのカードを病院のパソコンに接続すると、これらの全ての情報を瞬時に入手することができます。

もちろんこれらの医療情報はとびっきりの個人情報ですので、「命のミックカード」に入っている全てのデータは暗号化され、パスワードで厳重に保護されているのだとか。ただし、緊急時には救急隊や医療機関が瞬時にデータを閲覧できる仕組みも搭載されているのだそうです。

【参考】http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=28937 リンク切れ

「命のミックカード」開発の趣旨

「命のミックカード」が開発された最大の理由は、もしも東日本大震災のような大きな災害が起こった場合、病院のシステム自体が無事であるとは限りません。また、患者さんも治療を受ける病院の変更を余儀なくされるケースも十分に考えられます。インターネットが健在であれば、患者さんの医療情報に関するデータの受け渡しもスムースに行えますが、災害の規模によっては、そのインターネットすら生きているとも限らないと言えます。

患者さんが他の病院で受けた検査や処方された薬について知る唯一の方法は、診察での患者さんからの申告です。しかし、患者さんの記憶や説明が曖昧だと、結果的に検査や薬の処方が無駄になることが多いのだとか。

そこでこの「命のミックカード」を患者さん自身が管理しておくことによって、たとえインターネットが使えない状況に陥ったとしても、転院先の病院にPCさえあれば、その患者さんの正確で詳細な医療情報を瞬時に読み込むことが可能となるわけです。

現時点では「命のミックカード」発行コストは患者負担

ただし、現時点ではこの「命のミックカード」の発行コストを負担するのは患者側で、その費用として3,000円程度かかるのだとか。この3,000円を高いと見るか安いと見るか・・・ですよね。近い将来、首都圏にも震度7レベルの大地震が襲うとか、富士山はもういつ噴火してもおかしくないとか、関西にも連動した大地震が襲うとか、そんな恐ろしい話をよく耳にするようになりました。

もし仮に、そのような大災害が起こってしまった時、普段通院している病院が震災後もちゃんと機能している保証なんてどこにもありません。いざ転院せざるを得なくなった時、あなたはご自分の持病などの医療情報を、転院先のお医者さんに正確に伝えることができますか?ちなみに、現時点では20の都道府県からオファーがきてるのだそうです。

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コメント 15
メルシオ

確かに医療情報をすべて覚えているの困難。特に高齢者になるとなおさら。災害時なんて、もっと思い出せないでしょうね!
このカードがどこの病院でも使えるようになれば、良いですね。
by メルシオ (2012-07-07 06:11) 

rtfk

3,000円は微妙ですが
持病の有る方にはいいと思いますね^^)

by rtfk (2012-07-07 06:29) 

まつき

便利そうですね(@_@;)
緊急時に医療機関がデータを閲覧できるって仕組みにも
超ビックリですが・・・。どうなってるんだろか(^◇^;)
by まつき (2012-07-07 08:32) 

しきみ

便利ですね、これ。
でも小さな個人経営の病院などは導入コストがかかりそうじゃないですか?
お薬手帳+カルテ情報は確かに便利ですけど。
by しきみ (2012-07-07 08:40) 

まっちゃん

お薬手帳は大きくて持って歩きたくないのでこういうのに統一されるとありがたいですね。
保険証や臓器提供の意思とか尊厳死の意思表示とかひとまとめにしてくれるといいです。
更にIOカードやクレジットカード、近所のポイントカードまで...ってちょっとやり過ぎでした。(^^;)

by まっちゃん (2012-07-07 08:51) 

くまら

こういうのが、どんどん普及すれば良いと思うんですが・・・
勿論、国の負担で・・・^^;
by くまら (2012-07-07 09:23) 

momiji

様々な個人情報(例えばダイエット、フィットネス、介護、資産、遺言、パスワード等)が管理されていくのでしょうね。ますます管理と使い方が大事です。
by momiji (2012-07-07 12:51) 

ソノ日暮

◇ メルシオさん

現状のシステムでも、平常時であれば何も問題ないんですが、
いざ何か大変なことが起こった時に、このカードが一つあれば、
色んな局面で随分変わってくるように思うんですよね^^
緊急時医療においてもっとも重要な、ヒト・モノ・カネの効率化には、
まさに必要不可欠なシステムかと(`・ω・)b


◇rtfkさん

特にこのカードが必要となる高齢者にとって、
3,000円の出費はやはり大きいですよねぇ・・・
こういうものこそ、開発から政府主導で行うべきだったんじゃないのかなぁ~
なんて思いました。今後どう展開するんでしょうね。


◇ まつきさん

さっすがまつきお嬢様!鋭いポイントをついてきはりますなぁ~
実は僕も「?」って思いつつ、サラっと流して書いた点なんですよね^^;
単に病院のPCから開いた場合とか、医師などの医療従事者のIDがあれば、
パスワード無しで開くことができる・・・ってな感じなら、
セキュリティ的にお寒い状況という見方もできますが、
この辺の有用性と安全性の両立って難しいですよねぇ・・実際(´・ω・`)


◇ しきみさん

恐らくですが・・・PCへの接続はUSB接続ですから、各病院への導入は、
ソフトウェア的なものだけで済むんじゃないかと思うんですよね。
ソフトウエアだけであれば、たとえコストがかかるとしても知れてるでしょうし、
実際、町の小さな個人病院でも広く簡単に導入できるものでなければ、
このカードのメリットは半減しちゃうんで、
そんなに敷居の高いものじゃない・・・と個人的に妄想してます^^;
この辺、どうなんでしょうね~


◇ まっちゃんさん

紛失した時に地獄を垣間見ちゃいそうなんで、保険証やクレジッとカード、
さらには、近所のポイントカードまでまとめちゃうって話は置いといて^^;
なるほど!!臓器提供の意思や、尊厳死の意思表示は、
是非とも盛り込んで欲しい情報ですよね(`・ω・)b


◇ くまらさん

現在の日本の状況を考えた時、こういう有用性が明らかなものこそ、
開発の段階から、政府主導の下でやって欲しかったなぁ・・・なんて思いました(-ω-;)
国の補助があるとなしとじゃ、普及の進み具合は大きく変わってきますもんね。

by ソノ日暮 (2012-07-07 13:01) 

ソノ日暮

◇ momijiさん

個人情報が集約されればされるほど・・・
使うのは楽になりますが、その管理は難しくなってくるんで、
それぞれ目的に応じた、ある程度の分散は必要かも知れませんよぉ~
今後も、こういう個人情報の管理手法は、
どんどん変わっていくのかも知れませんね^^

by ソノ日暮 (2012-07-07 13:16) 

ニッキー

こういうカードを必要とされる方にとっては¥3000-はキツイかも・・・(>_<)
だって治療方法や薬の履歴が必要って事は、普段から病院にかかっていて治療費や薬代にお金かかってますよねぇ(-_-;)
こういうことこそ、国が負担するべきだと思うのですが(-"-)
後、個人情報の管理がますます大切になってきますよね。
このカードを一番必要とされる高齢者の方にとっては大変かも・・・ですね(-.-)
by ニッキー (2012-07-07 15:46) 

beny

 これは画期的です。3000円は安い。血液型は必須項目ですね。
by beny (2012-07-07 20:20) 

楽しく生きよう

このカードいいですね。

全国で使えるものになってほしいものです。

ブログにきていただきありがとうございました。
ぼちぼちやろうと思いますのでまたきてやってください。
by 楽しく生きよう (2012-07-07 20:36) 

uryyyyyy

ソノ日暮 さん、こんばんは。

消費税も、こういうところに使われるのであれば
反対する人も少ないでしょうけどね。
けど、デジタル化の世界ですわい。
by uryyyyyy (2012-07-07 21:05) 

リキマルコ

私は病院をたらい回しにされたことがあるので、あの時これがあったらよかったのになぁ~!とシミジミ思います(-o-;)
by リキマルコ (2012-07-07 22:48) 

ソノ日暮

とっても毎度のことながら・・・
コメントのお返事が遅くなってしまって申しわけありません<(_ _;)>

◇ ニッキーさん

そうなんです!特に年金生活をしてらっしゃる方にとって、
3千円の出費は決して楽だとは言えない額ですよね。
まさかの時に確実に有用性があるわけで、
ひいては医療の効率性や医療費の削減にも繋がるわけですから、
国が率先して普及につとめるべきものではありますが、
今の財政状況を考えると難しいのかも知れませんな。
せめて高齢者に対してだけでも、
国が補助すべきだとは思うんですが・・・


◇ benyさん

ハード的に見るとこの3,000円は決して高くないですよね。
もちろん血液型は必須だと思いますよん^^


◇ 楽しく生きようさん

広く普及すると良いですよね~
現状のままでは難しいとは思いますが・・・

ブログ復活おめでとうございます!
お互いにぼちぼちマイペースで楽しんでいきましょうね^^


◇ うりさん

そうかもしれませんね!
だいたい税金の使い方、間違ってますよね(-ω-;)
それを徹底的に正しますよ!って颯爽と登場したのが民主党でしたが、
結局なぁ~んも変わりませんでしたね(´・ω・`)


◇ リキマルコさん

病院のたらい回しなんて目に遭われたことがあったとは・・・
恐かったでしょ~(-ω-;)
このカードとシステムがあれば、
転院する度に検査・・・なんて無駄なこともなくなりますもんね!

by ソノ日暮 (2012-07-09 13:11) 

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