iPS細胞のがん化の危険性を除去！悪いiPS細胞の選別法を発見
先日から今日にかけて、iPS細胞やES細胞から作った網膜組織に関するニュースが話題になっています。本来であればよりタイムリーに、今日はそのことを取り上げたかったのですが、残念ながらまだ理解が進んでいないため、今日はそれらのニュースとも関連するであろう、iPS細胞の選別に関するとても重要なニュースを取り上げておくことにします。
インスリンの早期投与は問題なし！注目のORIGIN試験の結果が公表されました
これまでの糖尿病治療では、インスリンは飲み薬などでは血糖値が十分に下がらなくなってしまった場合など、治療の最終的な手段として投与されてきました。ところが最近の研究で、インスリンをもっと早い段階で投与する治療法の有効性が囁かれるようになってきたことを受け、その有効性やリスクを検証するために世界的かつ長期的に実施されていた大規模試験「ORIGIN」の注目の結果が、先日、米国糖尿病学会で公表されました。
Ｔ細胞と細胞分裂のスイッチ？がんだけを狙い撃つ２つの最新トピックス
昨日、今日と相次いで二つのがん治療に関する素晴らしい研究成果が発表されました。一つは、がんやエイズなどのウイルス感染細胞を攻撃する「Ｔ細胞」と呼ばれる免疫系の細胞を、人間のiPS細胞から作り出すことに成功したというもの。二つ目は、哺乳類の細胞分裂のある特徴に着目することによって、正常な細胞は生かしたまま、がん細胞だけを死滅させることに成功したというものです。
夢の不老長寿に一歩前進？加齢によって老化を促進するたんぱく質を特定！
「老化防止の特効薬」は、実は誰しもが自らの身体の中に”遺伝子”という形で持っていて、その老化防止の遺伝子を活性化して、いつまでも変わらぬ若々しい身体を維持するためには、腹八分目を一歩すすめて”腹七分目”を実践するだけで良い。そんな話題を以前に取り上げたことがあります。（詳しくは「老化を防ぐ遺伝子を活性化させる簡単な方法」）
ところが今回、加齢に伴って血液中で増加し、高齢者に発症する心不全や動脈硬化、骨粗しょう症などの様々な病気に関係していると見られる老化物質が特定されました。この物質の老化を促進する働きを抑える薬が開発されれば、遂に人類は夢の不老長寿を手に入れることができるかも知れません。
iPS細胞から肝臓としての機能を有するヒトの肝臓を作り出すことに成功！
今日もも昨日にひきつづき肝臓関連の話題です。あらゆる細胞に変化させることができるiPS細胞（新型万能細胞）については、以前にも「iPS細胞の新しい培養手法で作った神経幹細胞でマウスの脊髄損傷を回復することに成功」で取り上げたことがありましたが、今回、ヒトのiPS細胞から、臓器としての機能を有する肝臓を作ることに成功したと言う素晴らしいニュースが飛び込んできました。
青魚を食べれば食べるほど肝臓がんのリスクが低くなるの法則
俗に「沈黙の臓器」とも呼ばれる肝臓。その理由は、たとえ病気になってもハッキリとした自覚症状があらわれることが少ないからです。何らかの症状が出た時には、既に病状がかなり進行している場合が多く、肝硬変や肝臓がんといった重篤な事態に陥ることも・・・そんな肝臓がんに関して、青魚を食べれば食べるほど肝臓がんの発症リスクが低くなることが、国立がんセンターの研究チームによる大規模な調査で判明しました。
食品や化粧品などに広く使われている赤色着色料で急性アレルギー症状の恐れ！
洗顔石鹸の「茶のしずく」で多くの重篤なアレルギー被害が続出した件はまだ記憶に新しいですが、今回、消費者庁は、食品や医薬品、化粧品などに広く使われている赤色の着色料「コチニール色素」を口や皮膚から摂取することによって、前述の「茶のしずく」同様、激しい急性アレルギー症状（アナフィラキシー）が出る恐れを指摘しています。
若さの秘訣は歯？80歳で自分の歯が20本以上キープしている日本人が38％に！
「歯の衛生週間」ってことで、今回も歯に関する話題です。80歳にして20本の自分の歯を維持することを目指す、いわゆる「８０２０運動」を推進する厚生労働省が、６年に１度行っている歯の実態調査の結果、20本以上の自分の歯を持っている80歳の日本人が今回初めて30％を超え、実に38.3％にも及んだことがわかりました。
「歯周病が心臓病の原因になる」ってのはウソかも知れないって話
「デンタルフロスしますか？それとも・・・死にますか？」
1998年の米国歯周病協会によるキャンペーンで使われた、とてもセンセーショナルなキャッチフレーズですが、これによって歯周病が心臓病の原因になることが一躍認知され、現在ではもはや常識とすらなっていると言っても決して過言ではありません。ところが、少し前の話になりますが、この常識を覆す、驚きの研究結果が米国心臓協会から発表されました。
５月中の落雷が去年の７倍以上！雷が聞こえたら真っ先にやるべきこと
雷情報を提供している民間の気象会社「フランクリン・ジャパン」の調べによると、５月中の落雷が全国で約７３万回と昨年の７倍以上にも達していたことがわかりました。去年の５月は約１０万回だったと言いますから、これがどれほど異常な数値かと言うことがわかりますよね。そう言えば、北関東に甚大な竜巻被害を及ぼしたのも、この５月の話ですから、いかに大気の不安定な状態が続いていたかを物語っているのではないでしょうか。実は、落雷に関して、以前に少々痛い経験をしておりまして、それ以来我が家ではゴロっと来たら必ず実践していることがあります。すでにご存じな方も多いとは思いますが、場合によっては知ってるか知らないかで大きな差が出てくると思うんで、記事にしておくことにしました。
