病原性大腸菌O157に”猛毒型”があることを発見!識別方法も既に考案済み
今や食中毒の代表格として恐れられている腸管出血性大腸菌 O157ですが、同じO157に感染した患者さんでも、それほどひどい症状に至らずに回復する人がいる一方で、溶血性尿毒症症候群や脳症など非常に重篤な症状に陥ってしまう場合があり、人によって症状が大きく異なる理由はこれまで分かっていませんでした。
ところが今回、千葉大学の野田公俊教授の研究チームによって、病原性大腸菌O157の中に、健康な人でも死にいたるほどの重い症状を引き起こす「猛毒型」があるとが明らかになりました。