全く痛くない注射も!これまでとはケタ違いに細い金属針を作ることに成功
「痛くない注射」・・・一昔前までは夢のように語られてきたことの一つですが、現在では痛みの少ない注射なら既に開発されています。例えばインスリン療法を余儀なくされている糖尿病患者さんのほとんどは、この痛みの少ない皮下注射を使用されていることと思いますが、今回、そんな痛みの少ない注射針よりもさらに細い金属針を作ることに成功したのだそうです。その金属針がどれくらい細いかって言うと・・・これまで最も細かった金属針のたった20分の1と言うから驚きです!
インスリンの早期投与は問題なし!注目のORIGIN試験の結果が公表されました
これまでの糖尿病治療では、インスリンは飲み薬などでは血糖値が十分に下がらなくなってしまった場合など、治療の最終的な手段として投与されてきました。ところが最近の研究で、インスリンをもっと早い段階で投与する治療法の有効性が囁かれるようになってきたことを受け、その有効性やリスクを検証するために世界的かつ長期的に実施されていた大規模試験「ORIGIN」の注目の結果が、先日、米国糖尿病学会で公表されました。
食後の血糖値が異常に高くなる「隠れ糖尿病」に注意!
「隠れ糖尿病」と言うのをご存じですか?健康診断では異常が認められないにもかかわらず、食後の血糖値が異常に高くなるタイプの糖尿病で、通常の糖尿病と区別して「隠れ糖尿病」と呼ばれています。実は、このタイプの糖尿病を発症している人、またはその予備軍と考えられる人は意外に多く、通常の糖尿病に比べて心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいことがわかっています。
4月1日から糖尿病の検査値が世界標準に合わせて引き上げられるのをご存じですか?
今日、4月1日より、日本国内の医療機関で糖尿病の診断などに使う検査値「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」の数値が、世界標準に合わせて一斉に引き上げられます。具体的には従来値よりも0.4%程高く表示されることになり、糖尿病が疑われる判断基準も、従来の6.1%以上から6.5%以上へと引き上げられることに。
禁煙したから大丈夫!ってわけじゃない。禁煙後5年未満は糖尿病の発症リスク高く
健康志向が高まる中、百害あって一利なしと言われる喫煙に対する風当たりもますます強くなってきている現在、健康のために一念発起してタバコを止められた方も少なくないのではないでしょうか。今日はそんな健康のために禁煙に励んでられる方、中でも禁煙歴が5年未満の方に対して、糖尿病の発症リスクとの関連で興味深い調査結果が出たようなのでとりあげてみたいと思います。