過換気症候群では絶対に死ぬことはないんだ!
過換気症候群とは、精神的な不安やパニックなどの心理的な要素によって呼吸が浅く、そして早くなって過呼吸状態に陥る心身症の一つです。呼吸を必要以上に行うと、体内から二酸化炭素が必要以上に排出されてしまい、血液中の二酸化炭素濃度が減少して血液がアルカリ性に傾きます。この血液がアルカリ性に傾いた状態は息苦しさをもたらし、神経系や意識が酸欠状態として誤認してしまうんですね。その結果、さらに激しい呼吸を行ってしまうというわけ。すると血液中の二酸化炭素はより減少してしまい、症状はさらに悪化する・・・こういう悪循環に陥ってしまいます。