間引いた青柿が悪玉コレステロールを減少!青柿粉末「パーシモンパウダー」
Green persimmons / Dawn Endico
前記事にいただいたコメントのお返しをする過程で、ふっと思い出したトピックスなので、少し前の話になってしまう上に、季節的にもちょっとアレなんですが、前回の「間引き作物の有効利用」つながりとして、今回は「間引いた青柿の有効利用」に関するお話です。
前記事のスイカ同様、柿も大きくて、見栄えが良く、甘いものを作るためには、収穫の数ヶ月前のまだ青柿のうちに、相当な数の柿の実を間引いておく必要があるのだそうです。その青柿には独特の強い渋みがあることから、これまではその大半が捨てられていました。
ところが、柿の生産量日本一の和歌山県にある酒造会社「中野BC株式会社」と食品総合研究所などの研究チームは、青柿に含まれるポリフェノールの一種である「タンニン」に悪玉コレステロールを減少させる効果があることを突き止めました。
悪玉コレステロールにばかり注目していませんか?コレステロールの基準値の罠
春の定期検診シーズンですね。検査結果にビクビクされている方も少なからずおられるのではないでしょうか。そんな健康診断で特に注目される項目と言えば・・・LDLコレステロール、いわゆる「悪玉コレステロール」の数値です。悪玉コレステロールに関しては、とにかく基準値を越えないように・・・そんな捉え方をしている方が多いようですが、最近の研究で、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患リスクは、悪玉コレステロールの数値だけで考えるのではなく、悪玉コレステロールと善玉コレステロール(HDLコレステロール)のバランスが重要であることがわかってきました。