ゲームで遊びながら自分の排尿状態をチェック!セガの「トイレッツ」に健康効果が
Jan Krömer
誰が一番遠くまで飛ばせるか勝負!川や海の堤防によじ登り、ズラリ横に並んで一斉におしっこを・・・
なんて遊び、男子であれば誰しも経験したことがあるはず。そんなリアルな排尿行為とデジタルゲームを合体させ、ついでにおしっこする人に広告を見せちゃおう!ってことで話題になったのが、セガの「トイレッツ」です。
「トイレッツ」は2011年11月にセガが発売した店舗用電子POPで、男性用小便器に取り付けたセンサーで、排尿のスピードや尿量をリアルタイムにキャッチし、それに基づいて便器上に設置された小型モニター上でゲームが進行する仕掛け。
今回、その「トイレッツ」が中高年の男性に多い排尿障害の啓発に役立つとの調査結果が、旭川医科大学腎泌尿器外科学講座の研究チームにより発表されました。
おねしょや夜間頻尿は体内時計がカギを握っていた!新治療法に光明
人間の身体は上手いことできているもので、夜中にトイレのために起きずに済むのは、睡眠中は腎臓が作る尿の量が減り、さらに膀胱に溜めることのできる尿の量を一時的に増やしているからなんだそうです。にもかかわらず子どもの夜尿症、いわゆる「おねしょ」や高齢者に多い夜間頻尿に悩む人がいるのは、この尿の産出量の調節と、膀胱に尿を溜め込む機能のリズムを乱しているのが原因だと考えられています。今回、そんな夜尿症や夜間頻尿の研究や治療のカギと見られる、膀胱の排尿をコントロールするメカニズムが解明されました。