狭心症の典型的な症状がない狭心症患者の1割に手脚のだるさや倦怠感などの症状
心臓の筋肉に酸素を供給している冠動脈が動脈硬化や攣縮(けいれん性の収縮)などによって狭くなり、それによって血液の流れが悪くなって、心臓の筋肉が血液不足になる病気を狭心症と言います。先日バイパス手術を受け、無事に退院された天皇陛下も、この狭心症と診断され話題になりましたが、この狭心症、進行すると心筋梗塞にもつながる恐ろしい病気です。
今回そんな狭心症の患者のうち、狭心痛と呼ばれる独特の締め付けられるような痛みなどの狭心症の典型的な症状がなく、一見狭心症とは関係のなさそうな手脚のだるさや、倦怠感、めまいなどの症状があらわれる患者が約1割もいることがわかったんだそうです。
狭心症の典型的な症状のない狭心症患者が訴えた症状
関西医科大のチームにより、昨年3月末までの2年間、狭心症の治療を受けた572人を対象に治療前後の症状を分析した結果、全体の11%に当たる61人もの患者さんが、狭心症の典型的な症状がなかったものの、脚のだるさや、倦怠感、めまい、荷物が重く感じる、腕のだるさなど、一見狭心症とは関係のなさそうな症状を訴えていたことががわかったんだとか。
通常の問診では気付きにくい「隠れ狭心症」の存在を示すデータ。チームは、典型的な症状がない場合があるという認識を患者と医師が共有し、早期発見・治療につなげるべきだと指摘している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120306-00000043-mai-soci
隠れ狭心症の自覚症状を頭にいれておく
たとえ狭心症と診断されていない場合であっても、もしもこれらの自覚症状がある場合には、「隠れ狭心症」の可能性があるということを、患者側としても頭の片隅に入れておくべきですし、もちろん専門医の診察を受けた際には、これらの自覚症状がある旨をしっかりと医師に伝えるべきだと言えますね。最後にもう一度、典型的な狭心症の症状以外の「隠れ狭心症」が疑われる諸症状を挙げて整理しておきます。
- 脚のだるさ
- 倦怠感
- めまい
- 荷物が重く感じる
- 腕のだるさ
※これ以外にも、首やあごの痛み、歯の痛み、吐き気などもあり、また、多くの人が複数の症状を挙げているそうです。
全てに当てはまります。医者に行ってみます。
by ばん (2012-03-08 04:19)
> ばん さん
コメントの承認が遅くなってしまい申しわけありませんでした。
お医者さん行かれましたか?
狭心症は放置すると大事になるので、
くれぐれもご注意くださいね。
by ソノ日暮 (2012-04-13 02:31)