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禁煙する、お酒を飲み過ぎない、減塩する・・・どれか一つずつでも実践するとがんのリスクを確実に下げることができます

先日、5年に一度厚生労働省により調査される「人口10万人当たりの年齢調整死亡率」で、「2010年度の死亡率全国一位は青森県に」というニュースがありましたが、今回は、国立がん研究センターが、がんのリスクを下げると考えられている5つの生活習慣とがん発生率との関係に着目した約10年間にも及ぶ追跡調査の結果を発表しました。

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8万人を10年間追跡して生活習慣とがん発生率を調査

1990年代後半に岩手や大阪、長崎など9府県に住んでいた45~74歳の男女約8万人を2006年までの約10年間追跡し、下に記したの5つの生活習慣とがん発生の関係を調べたんだそうです。その気になる5つの生活習慣とは・・・

  1. 禁煙(過去も現在も喫煙の習慣がない)
  2. 節酒(日本酒を1日1合以下を週6日以内)
  3. 塩分控え目の食事(タラコ4分の1腹を月1回程度)
  4. 活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)
  5. 適切な体重の維持(体格指数(BMI)が男性21~27、女性19~25と適正)

この5つです。塩分控え目の目安と、活発な活動の男子の「スポーツ1時間以上」ってのがちょっとアレですが(当然、本当はもっと具体的なものがあったんでしょうね^^;)、その他に関してはかなり具体的ですね。で、その結果次のような具体的な数字が得られたんだとか。

(これらの)良い習慣を全く取り入れていないか、一つだけ取り入れているグループのがんになる頻度を100とすると、男性では二つの人は約86、三つの人は約72と、約14ポイントずつ危険が減った。女性では良い習慣一つにつき約9ポイントずつ減った。

http://www.asahi.com/health/news/TKY201203050193.html?ref=rss

たとえ1つずつでも生活習慣を改善する努力を!

これらの5つの生活習慣ががん予防に効果があることは以前からも指摘されてきたわけですが、これら全てを同時に取り組むのはとても大変なことだと言わざるを得ません。今回の調査結果によって、今よりたとえ一つだけでも生活習慣を変えられれば、がんのリスクを確実に下げることができるんだってことを、具体的な数値でもって示していただけたことは大きいですね。今後の生活習慣を見直す良いきっかけなるのではないでしょうか。

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共通テーマ : 健康  | カテゴリ : がん
タグ : 国立がん研究センター 生活習慣 がん発生のリスク 禁煙 節酒 減塩 がん予防
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