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東京都民がこの1年に受けた内部被爆の推計が発表されました

東日本大震災による被害で、現在最も気になるものの一つと言えば、やはり福島第一原発の事故により飛散した放射性物質が、水道水や食品とともに体内に取り込まれることによる内部被爆の影響ではないでしょうか。今回、東大の村上道夫特任講師によって、この一年間に東京都民が受けた被爆線量の推計が発表されました。

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厚生労働省や東京都が公表している水道水や乳製品、野菜などの放射性物質濃度をもとに、原発事故後の2011年3月21日から1年間に、東京都民が受けた内部被爆線量を推計した結果、まずは放射性ヨウ素による甲状腺の局所的な内部被曝線量の推計結果は・・・


乳児で1140マイクロシーベルトで、幼児は970マイクロシーベルト、成人は280マイクロシーベルトだった。

(子どもの方が甲状腺にヨウ素が蓄積されやすいため、成人に比べてどうしても数値が高くなってしまうそうです。)

この甲状腺の局所的な被曝線量を全身の線量に換算すると25分の1になることから、この数値から全身の内部被爆線量を推計すると・・・・

乳児48マイクロシーベルト、幼児42マイクロシーベルト、成人18マイクロシーベルトになった。

http://www.asahi.com/health/news/TKY201203120424.html?ref=rss リンク切れ

問題はこの推計結果がどの程度深刻なのか?

原発事故に関係なく、自然界にもともと存在する放射性カリウムによる推計内部被曝線量だけでも、年間約130~220マイクロシーベルトもあるそうで、放射性カリウムに限らず、日本人がもともと自然界から受ける放射線量の平均は、年間1500マイクロシーベルトなんだとか。

この推計には、詳細なデータがないために、事故直後の被曝は考慮されていないとの気になる点はありますが、数値的にはまずは一安心と言ったところではないでしょうか。また、これから先のことに関しても、政府は食品の放射性物質の検査態勢を強化する方針を固めたようです。食品中の放射性物質検査のガイドライン改正の詳細記事は次のリンクを参照してください。食品の検査態勢強化へ 政府がガイドライン改正  - MSN産経ニュース

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タグ : 食品中の放射性物質検査のガイドライン 放射性カリウム 放射性ヨウ素 内部被爆 東京都民
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ぽちの輔

Nice!&コメント、ありがとうございました。
「放射線量は特に問題ないレベルだった」と言う事ですね。
by ぽちの輔 (2012-03-13 11:43) 

楽しく生きよう

お立ち寄りいただきましてありがとうございました。
今日の記事興味深く読ませていただきました。
いろんな数字聞くのですが、まだ自分の中でこなれていないので、安心なのかそうでないのか分からないです。
でも数値が出たのですから、今日見せていただいた数値を元に自分でも考えてみたいと思います。


by 楽しく生きよう (2012-03-13 20:26) 

ソノ日暮

> ぽちの輔 さん

こちらこそいつもご訪問&Niceありがとうございます^^

この時点ではそう言う発表だったんですが、
現在ではまた少し話が違っているのかも知れませんね・・・


> 楽しく生きよう さん

いつもありがとうございます^^

なんか最近では何を信じて良いのかわかんなくなってきましたよねぇ。
あんまり放射能、放射能と騒ぎたてて不安を煽るのもどうかと思ってたんですが、
最近の政府の対応など見てると・・・
やはり自分で考え続けることが大切ですね!

by ソノ日暮 (2012-04-13 03:03) 

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